点耳薬とは
耳の中に滴下することで使う液状のくすり。
形は目薬と似ているので、間違えて目にいれないよう注意が必要です。
《タリビッド耳科用液0.3%》
“耳”と書いてあるのでわかりやすいですね!
点耳薬の使い方
① 綿棒などで耳のそうじ
② 点耳容器を1~2分手で人肌程度の温度まで温める ※冷たいままだと“めまい”が生じることがある。
③ 滴下する耳を上にして横になる
④ 容器の先端が耳に触れないように、医師の指示通りの滴数を滴下する
⑤ しばらく同じ姿勢を保つ(約10分間) ←これを耳浴といいます
⑥ 状態をおこし、あふれ出た液をふき取る
ポイント
2番にあるように冷たい状態で使用しないこと
2種類の点耳薬が処方されたら順番は?間隔あける?
特別に指示がない場合は、どちらからでも可。間隔もあけずに続けて点耳してもよい
基本的に、点耳薬同士の場合は続けて点耳しても薬同士が反応して、沈殿物が出ることはありません。
また耳は目と異なり、たくさんの量を溜めることができるので、耳からあふれることもありません。
参考
目薬は続けて点眼すると、あふれてしまい効果が最大限発揮出来ないため、通常5分以上の間隔をあけます。